最近、私たちの新しいメディア「Men's Grooming Japan」が本格的にスタートして、改めて「ビジネスマンの身だしなみ」について考える時間が増えました。サイトのトップにも掲げている「身だしなみを、日本のビジネスシーンのスタンダードに。」というメッセージ。これって、言葉にすると少し堅苦しく聞こえるかもしれないですけど、私たちにとっては非常にしっくりくる言葉なんです。今まで「男の美容」って、どこか一部のオシャレな人がやること、みたいなイメージがあったじゃないですか。でも、私たちが伝えたいのはそういうことじゃなくて、ビジネスマンが毎日スーツに袖を通したり、革靴を磨いたりするのと同じように、自分の肌や髪を整えることも、最高のパフォーマンスを発揮するための「準備」の一つなのです、ということなのです。それはもう、美容というより「ビジネススキル」に近い感覚。この考え方がもっと広まれば、日本のビジネスはもっと強くなるんじゃないかなって、本気で思っています。
このサイトの方向性の中でも特に共感しているのが、「身だしなみが信頼感に繋がる」という考え方です。よく「メラビアンの法則」で、人の印象は視覚情報が55%を占める、なんて話を聞きますよね。正直、昔は「そんな単純な話じゃないでしょ」って少し斜に構えていた部分もあったんです。でも、ビジネスの現場に身を置く時間が長くなるほど、「あ、これって本当だな」って実感する場面が本当に多いのです。例えば、非常に重要なプレゼンの場で、相手の資料は完璧なのに、なぜかスーツの肩にフケが乗っていたり、寝癖がそのままだったりしたら、皆さんはどう感じますか?たぶん、無意識のうちに「あれ?この人、細部への配慮が足りないのかな」「準備、間に合わなかったのかな」って、ほんの少しのノイズを感じてしまうと思うんです。その小さな違和感が、相手の中に「本当にこの人に任せて大丈夫だろうか?」という微かな疑念を生むきっかけになりかねない。逆に言えば、清潔感のある髪型、手入れされた肌、爪の先まで綺麗に整えられている、といったディテールは、「私は自己管理ができています。あなたとの仕事も、細部まで責任を持ってやり遂げます」という無言のメッセージになる。これって、口頭で自己PRしますりも、ずっと説得力があると思いませんか。
最近だと、オンライン会議が当たり前になりましたけど、これは画面越しでも全く同じです。むしろ、リアルで会う時よりも、顔周りの情報に視線が集中する分、よりシビアに見られていると感じられます。画面に映る自分の顔色が悪かったり、目の下にクマがあったりすると、それだけで相手に「疲れているのでしょうか。」「プロジェクト、大変なのでしょうか。」なんて余計な心配をかけてしまうかもしれない。それって、ビジネスのコミュニケーションにおいて、完全なノイズでしかありません。だから最近オンライン会議の前には、軽い色付きのリップクリームを塗ったり、コンシーラーでクマを隠したりしますうになりました。最初はちょっと抵抗があったんですけど、やってみると全然違う。画面に映る自分の顔色がパッと明るくなるだけで、自然と声のトーンも上がるし、自信を持って話せるようになるんです。これはもう、自分を偽るための「化粧」じゃなくて、相手に最高の状態で向き合うための「マナー」であり、自分のパフォーマンスを引き上げるための「ツール」なのです。
結局のところ、私たちが考える「メンズグルーミング」って、自分をカッコよく見せるためだけのものではなくて、「相手への敬意の表明」であり、「自分自身のプロ意識の現れ」なんだと思います。自分のコンディションを最高に整えて仕事に臨む。その当たり前のプロ意識が、見た目にも表れる。その結果として、相手からの信頼を勝ち取ることができる。このポジティブなサイクルを、私たちのメディアを通じて、一人でも多くのビジネスマンに伝えていけたら最高ですね。まだまだ勉強中の身ですが、この場所で皆さんと一緒に、新しい時代のビジネスマンの「当たり前」を作っていけるのが、今から本当に楽しみです。